欧冠足球比分_bob体育平台下载-赛事直播官网大学院医学系研究科の川上良介准教授、今村健志教授らの研究グループは、高知大学総合科学系複合領域科学部門との共同研究により、新しい蛍光性細胞膜プローブ「dSQ12AQ」を開発しました。このプローブと最先端の二光子励起蛍光顕微鏡を組み合わせることで、従来困難だった生きたマウスの骨髄や皮膚で、細胞の形（形態）や動き（動態）を詳細に観察することに成功しました。

本成果は、がんや炎症性疾患などの診断?病態解析、免疫細胞評価、創薬研究への応用が期待されます。

この研究成果は、英国王立化学会が刊行するフラッグシップジャーナル「Chemical Science」に2025年6月掲載されました。

研究成果のポイント

• 光を通しにくい骨髄や皮膚組織において、細胞の形や動きを生きたまま高精細に観察可能とする新規蛍光性細胞膜プローブ「dSQ12AQ」を開発。
• 助溶媒不要で 10 mg/mL 以上の高濃度?安定水分散を実現し、安全な生体静脈投与と高感度観察を両立。
• がん、炎症性疾患、発汗異常症などの診断?病態解明?創薬研究への応用が期待される。

論文情報

掲載雑誌：Chemical Science
論文名：Bright and Water-Dispersible Membrane Probes Enable Visualization of Cellular Morphologies and Dynamics in Light-Scattering Tissues of Living Mice
著者：Takumi Uemura, Ryosuke Kawakami, Hitomi Seki, Satoshi Yoshida, Masamoto Murakami, Takeshi Imamura, Hadano Shingo, Shigeru Watanabe, and Yosuke Niko
DOI：10.1039/D5SC03047A
URL：https://pubs.rsc.org/en/content/articlehtml/2025/sc/d5sc03047a